24日投開票の県民投票を前に、「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」(上原秀政共同代表)は17日午後、「辺野古も平得大俣も新基地NO!市民集会~県民投票へ行こう!住民投票実施を!工事着工やめよ!~」と銘打った市民集会を石垣市健康福祉センター検診ホールで開いた。参加者らは県民投票へ行く決意を確認し、平得大俣地区への陸自配備計画反対の意思を固めた。
開会あいさつでは、県民投票に対し内原英聡市議が、「名護市辺野古への新基地建設の賛否を問う県民投票が実施される。武力に依存せず、対話をあきらめず、勝ち取った権利である参政権を最大に生かす、誇りある風土を育てよう」と呼びかけた。
工事着工については上原氏が、「基地は必ず紛争の火種になる。今、たった1人の変人が防衛省に土地を売って『ここに(基地を)作ってくれ』と言っているが、人間のやることではない。絶対に作らせないという決意のもと、頑張っていこう」と訴えた。
県退職教職員会八重山支部事務局長の渡久山修氏は「地球人としてともに生きていく、支え合えるものだと、私たちは子どもたちに教えてきた」と述べた。
会場からは、石垣大好き女子会の徐まゆみさんが発言し、「中国が国際法を無視するという仮定は、日本政府こそが国際法も国内法も軽視している無法国家だと言えないか。抑止力とも言うが、中国は1200発のミサイルをすでに配備し、核兵器も持っている。抑止力などにはならない」と主張。会場からは賛同の声援と拍手がわいた。
最後は全員で「県民投票へ行こう。住民投票実施を。工事着工やめよ」とのシュプレヒコールを行なった。