事前協議なく中城港に自衛隊車両を積んだ船を入港させたとして、全国港湾労働組合連合(中央執行委員長・糸谷欽一郎)が28日、全港湾の全職種を対象に抗議のストライキを計画していることが17日までに分かった。
同労組連合は「事前協議違反に対する抗議のストライキ準備指示」を、12日付けで各単組委員長や、各地区港湾委員長らに送付。
準備指示によると、ストライキの日程は、28日始業時から3月1日始業時までの1営業日。対象は全港の全職種で、就労拒否や荷役阻止が主の行動となる。
実施理由としては、事前協議違反で制度自体の存続が危ぶまれ、港湾労働者の雇用と就労に重大な影響をもたらすものとし、抗議の意思を内外に示すもの。
6、7日に開かれた第11回中央委員会、第5回中央執行委員会で実施を確認した。
地区港湾は全国に15カ所。沖縄港湾地区には全日本港湾労働組合沖縄地方本部があり、その下に八重山部会、事業所からなる各社分会がある。
沖縄地区港湾は4日、本島中城港湾で事前協議をせずに入港が行われたとして、ストライキを行っていた。