移設のメリットをアピールするチラシは先月、2万枚を作成し、支援者の協力を得て宜野湾市や那覇市で各戸配布した。
もともと県民投票そのものに反対。「今年の衆院補選、参院選、全国の統一地方選をにらみ、沖縄から基地反対を発信して勢いをつけようという政治的な動き。いい加減にしろと言いたい」。辺野古移設を政争の具に利用する基地反対派に憤りを隠さない。
「宜野湾には10万人近くの市民がいる。宜野湾市だけでも県民投票に反対すべきだった。自民党県連も理論武装ができていない」。自主投票を決め、沈黙を続ける自民党の対応にも疑問を呈する。
県民投票に向け、反対派の動きだけが活発な現状に「県民は『埋め立て反対』を刷り込まれてしまっている」と危惧。埋め立て反対多数の結果を予測する。「私は投票には行かない。棄権した方がいい」と言い切る。だが、投票に行く人のために、望みを捨てず活動を続ける。投開票日が近づく中、新たなチラシの作成も検討している。