障害児通所支援事業所ちゅらハウス(宇根眞利子施設長)は23日、24日の二日間、石垣市民会館展示ホールで、13回目の「ちゅらハウスによるぼくのわたしのアート展」を開いている。
同施設は、表現することの楽しさや、心身の癒しになることを願って週に一度、「アートセラピー」という絵画や立体製作の時間を設けており、同展では「木のオブジェ」、「切り絵」、「フィンガーペイント」など、施設の児童らが一年間表現してきた作品が展示されている。
作品を展示して5年目となる喜友名蓮水(はすみ)さん(11)は、今回一番気に入っている「(自分の)似顔絵ねんど」について、髪型は正面と側面の粘土を別々に成形してからくっつけた点を工夫したという。「(鏡を使わず)自分の頭の中にある自分を表現。キレイにできた」と満足そうに答えた。
支援員の岡田聡子さん(40)は「1年目で初めてアートに挑戦する子は、『いいね』『すてきだね』という良い言葉をかけるだけで、自信をもって取り組むようになる。最初の声掛けはすごく大切」と話した。
24日も午前10時から午後5時まで開かれている。入場無料。問い合わせは℡88―7279(ちゅらハウス)。