賛成派「早く完成を」 反対派「民主国家か」 陸自配備着工

駐屯地建設予定地の旧ジュマールゴルフガーデンに入る工事車両=2月28日午前

 防衛省が2月28日、石垣島への陸上自衛隊配備に向け、駐屯地建設工事に着手したことを受け、島内の配備推進派は「早く完成させてほしい」と歓迎。配備反対派は「民主国家のやることか」と反発を強めた。

 石垣島自衛隊配備推進協議会の三木巌会長は「安全保障の情勢は厳しい。粛々と予算を執行して工事を進め、早く完成させてほしい」と期待。奄美、宮古島に次ぐ石垣島への陸自配備で「南西諸島の防衛ラインが確立されるが、まだ完全ではない。今後は海上自衛隊の配備も有り得るのではないか」と話した。
 予定地周辺の於茂登、開南、川原、嵩田の4公民館は配備に反対しており、前日の2月27日には防衛省職員との面談で、着工の中止を要求したばかり。嵩田公民館の高宮耕館長は「だまし討ちのように工事に入った。これが民主主義国家のやることか」と嘆息。「今後もあきらめずに、できることをやりたい」と反対を貫く考えを示した。4公民館は3月6日に再度、面談に応じるよう防衛省側に求めている。
 石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会の上原秀政共同代表は「カンムリワシの営巣時期に着工しないでほしいと主張したが、防衛省は工事を既成事実化しようとしている。怒りしかない」と声を落とした。
 連絡会は3月1日午後1時半から、駐屯地建設予定地前で抗議行動する予定。

関連記事

八重山日報公式Twitter

ページ上部へ戻る