第一交通とモバイルクリエイト、NTTドコモの3社は4日、那覇バスターミナルの待合室にAI(人工知能)を活用した案内サービスの実証実験を行うと発表した。通称「おしゃべり案内版」と呼ばれるサービスでは、若い女性を模したキャラクター「Saya」と対話する形式で、観光案内やバス路線の検索結果などが表示され、案内が受けられる。 日本語だけでなく、英語や中国語、韓国語など複数の言語に対応しており、急拡大する外国人観光客への対応力も強化する。実証実験は同日から5月末まで行われる予定。
案内版では、本島の各地域や観光地などを画面上に表示。表示をタッチすることで、バス路線の検索結果が表示される。最初の画面で言語を選択できる。また、災害発生時には、地方自治体が配信する防災情報「Lアラート」が表示される。多言語に対応した地震や津波、大雨情報、避難指示なども。
今後、3社は実証実験の結果を踏まえ、来年度中の商用化を目指す。