アーチェリー普及に一役 日体大合宿に合わせ体験 石垣島

アーチェリーを体験する参加者(左)=7日、サッカーパークあかんま

 日本体育大学アーチェリー部の石垣島合宿に合わせ、アーチェリー体験教室が7日、サッカーパークあかんま屋内練習場で開催された。訪れた市民がアーチェリーの弦(つる)の引き方や、的を射るこつなどを習った。
 アーチェリーの普及に一役買おうと、八重山アーチェリー協会が合宿中に毎年開催しており、講師は日体大の学生らが務めている。
 参加者は学生に手伝ってもらいながら、初めて矢を放った。中心に矢が刺さって、びっくりする姿もあった。
 前日からサッカーパークあかんま入りした日体大アーチェリー部は練習を始動させており、小雨がぱらつく悪条件ながらも、元気よく声を掛け合って、技を磨いていた。
 一斉に矢を射て、時間が来ると放った矢を拾いに的(まと)へ走り、また元気よく矢を放つ場所に帰って、合図とともに矢を射る。60人以上が組織的に動くことで、安全に、集中して練習することが可能となる。
 10日には、恒例の石垣市長杯アーチェリー石垣島大会と嘉数カップアーチェリー大会が開催予定で、島の内外から多くのアーチェリー愛好家や競技者が参加して、盛大な大会となりそうだ。
 今年は日体大以外にもサッカーパークあかんまの施設で大阪府立大学のアーチェリークラブも合宿した。2月から3月にかけての寒冷期、八重山で練習を希望するアーチェリー関係団体が増えつつある。

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