石垣支所整備 着手へ 西大舛町長が施政方針演説 竹富町議会

西大舛高旬町長が施政方針演説を行った=8日、竹富町議会議場

 2019年第2回竹富町議会(新田長男議長)の3月定例会が8日、同議場で開会し、西大舛高旬町長が2019年度の施政方針演説を行った。19年度で現庁舎を解体し、石垣支所整備に着手する。出張所建設では諸条件整備を進める。世界自然遺産登録への再挑戦に向け、各種施策を展開する。

 新庁舎建設は、築48年余の本庁舎跡地を現地建て替えし、石垣支所を整備する。今後、財政リスクや庁舎整備に関する課題などの情報を開示する。西表島への本庁舎早期移転に向けても取り組む。
 新庁舎建設や公共事業等の整備・更新では公民連携の活用を視野に入れ、財政負担の平準化に取り組む。
 世界自然遺産登録に関しては、関係機関と連携して登録に向けた条件整備を行う。人と希少野生生物との共存共栄、観光客の増加による課題の解決、地域の環境美化などに取り組む。自然環境に配慮した水資源の確保と、安定的な水道事業の拡充を目指す。
 防災面では町内全域での自主防災組織育成などを行う。水道事業では黒島で排水管更新工事を実施する。下水道・農業集落排水事業では竹富浄化センターの機械設備などの更新工事を行う。
 観光面では観光振興基本計画を基に、滞在型観光の促進に向けた誘客宣伝活動や、受け入れ体制を強化する。4年に1度の「第9回ぱいぬ島祭り」も開催する。施策は全85施策。

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