中高一般女子の注目カードは初戦に訪れた。女王・居酒屋錦と前回女王の、にぃーけーやの対戦は、にぃーけーやが接戦を制した。
「決勝だと思って乗り込んだ」と試合後に話したのは、にぃーけーやの宮良ありさ主将(24)。中盤に逆転こそ許したが、相手ガードにプレッシャーをかけ続け再逆転できたことで「出来栄えは100点」と感想を述べた。
試合序盤は、にぃーけーやのペース。1Q、2Qとも得点でリードを重ねた。
3Qから居酒屋錦が反撃開始。点差を詰めてスリーポイントシュート2連発を含む3連続得点で流れをたぐり寄せた。その後は観客も息をのむシーソーゲームに発展。にぃーけーやは残り時間3分の場面で追いついた。
緊迫する残り2分の場面で、居酒屋錦はディフェンスファウルを取られた。にぃーけーやのシューターは石垣慎希子。2スローを正確に決め、45対41と4点差とし、試合を決定的にした。
PGでもある宮良主将は「センターに頼りぱなしだった。3Pも少なかったので、外から入るようになれば楽になる」と反省点を述べる。
17日の準決勝については、「中学生なので走るゲームになる。走り負けないようにしたい」と力を込めた。