那覇空港の国内線・国際線両ターミナルビルを連結させる「際内連結ターミナル」が18日朝、供用を開始した。午前9時に開かれた開始式典には、那覇空港ビルディングの兼島規社長や国、県、同ターミナルを使用する航空会社の関係者らが出席。くす玉を割り、供用開始を祝った。
式典後は、海外航空会社のチェックインカウンターに利用客が集まり、出国手続きを済ませるため長蛇の列を作った。また、同日から国内LCC(格安航空)のピーチアビエーションとバニラエアも同ターミナルで業務を開始。利用客が並ぶ姿も見られた。
既存の国内・国際の両ターミナルビルの間に完成した「際内連結ターミナル」により、3つの施設が1つに繋がり、一体の施設として機能する。国内離島便を利用した客が、空港外に出ることなく国際線の搭乗手続きを行えるなど、利便性が向上した。
「際内連結ターミナル」は3階に、チェックインカウンターとイベントホール「ふくぎホール」を設置。2階には商業エリアが整備され、県内外の有名店が立地する。「ふくぎホール」では、18日から20日までは新エリアオープン記念として、日本と沖縄を体験できるイベントを開催する。
式典のあいさつで兼島氏は「那覇空港に就航するすべての航空会社のカウンターが横一線になった。お客様にとって使いやすい空港になった。商業エリアも充実した」と胸を張った。