衆院3区補選まで1カ月 基地、振興争点に前哨戦

 4月21日に投開票される衆議院沖縄3区補選まで1カ月を切った。玉城デニー知事が知事選立候補のため辞職し、空席になっていた議席を巡り、後継候補としてジャーナリストの屋良朝博氏(56)が立候補を予定。自民党は元沖縄担当相の島尻安伊子氏(54)=公明推薦=を公認候補として擁立した。同選挙区にはほかに、元県職員の石田辰夫氏(66)も立候補を予定している。

 普天間飛行場の辺野古移設について島尻氏は、普天間飛行場の危険除去を最優先に「現実的」と容認する考え。屋良氏は、阻止を明言し、同飛行場の即時運用停止も掲げ、米海兵隊の県外・国外移転を訴える。
 屋良氏の支持母体は、玉城知事や県政与党の県議団や県選出の野党国会議員。政党色を出さず、故翁長雄志前知事を支えた「オール沖縄」勢力の枠組みで戦う。
 10日に行われた政策発表では、「21世紀うまんちゅ行動計画」と題した政策集を示し、本島北部を周遊する路面電車(LRT)構想や、中北部地区の中継貿易拠点化などの施策を訴えた。沖縄の自己決定権の重要性も訴えた。
 島尻氏の陣営には、本島中北部の首長らも加わる。桑江朝千夫・沖縄市長を中心に、中北部の首長らが各地域の要望をくみ取る仕組みを取り、政策をまとめ上げてきた。26日には政策発表を行う予定。
 7日の事務所開きで島尻氏は本島の南北格差を指摘。中城湾港や本部港のクルーズ船寄港地整備で、本島南部の那覇から観光客が来るルートに頼らない導線が描けるとし、経済発展の可能性に期待を込める。子育て経験から子どもの貧困対策にも意欲を見せた。

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