海水浴シーズン幕開け 歓声上げ、夏一番乗り 与那国島で八重山の海開き

海水浴シーズンの幕開けという「夏」へ、一番乗りする子どもら=24日午前、与那国町久部良ナーマ浜

 海水浴シーズンの幕開けを告げる「日本最南端!八重山の海びらき2019in与那国島」(主催・一般社団法人八重山ビジターズビューロー)が24日午前、日本最西端の島、与那国町の久部良ナーマ浜で開かれ、地元住民や観光客など約500人(主催者発表)が参加した。小雨の降る中、子どもたちが一斉に海に駆け込み、初泳ぎで「冷たい」と歓声を上げた。
 この日の気温は約19度。与那国町の神司・豊見本泰子さんによる「海びらき祈願」のあと、八重山ビジターズビューロー(YVB)会長の中山義隆石垣市長ら関係者が海の安全を願った。第十一管区海上保安本部石垣航空基地のビーチクラフト「きんばと」が上空を飛び去り、海開きを祝福した。

 与那国町祖納青年会の棒踊りと久部良自治公民館のミティ唄でオープニング。YVB副会長の外間守吉与那国町長は「与那国はサンゴ礁の大きさで石垣や竹富を脅かしている。町民は期待して」とアピールした。
 久部良小学校と久部良中学校の児童生徒7人が「海の季節が今日ここ、どぅなん島の久部良から始まります。安全に気をつけ笑顔で楽しく過ごします」と海開きを宣言。関係機関代表者らのテープカットを合図に、子どもたちは元気良く海へと駆け出し、飛び込んだ。
 海に投げ込まれた果物などを探す「海上宝探し」や与那国馬への「海上乗馬体験」などのイベントもあった。
 ステージでは久部良自治公民館による郷土芸能「与那国のマヤー小」のほか「与那国フラ ピハハウオリ」によるフラダンス、陸上自衛隊与那国駐屯地メンバーによるコミックダンスが披露された。お笑い芸人のエハラマサヒロとありんくりんによるライブで、会場は笑いに包まれた。
 ダイビングのため沖縄を訪れていた山本美愛(るな)さん(17)=名古屋市=は、馬が海に入ったり、海で果物を探したり、ビックリすることばかり」と笑顔で話した。

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