沖縄振興の推進アピール 菅氏、島尻氏支援で来沖 衆院3区補選

那覇空港で報道陣の取材に応じた菅氏=24日、那覇空港

 菅義偉官房長官は24日、沖縄入りし、衆院沖縄3区補選に自民党公認で立候補を予定する島尻安伊子元沖縄担当相の陣営を激励した。那覇市で那覇空港第2滑走路の工事現場を視察し、沖縄振興の推進をアピールした。
 那覇空港で報道陣の取材に応じ、衆院3区補選について「振興策や北部の病院建設、社会保障などが争点になると思う」との見方を示した。米軍普天間飛行場の辺野古移設は「地元の理解を得て進めていく考えに変わりはない」と強調した。

 普天間飛行場問題の原点について「世界で一番危険と言われた飛行場の危険性除去。普天間飛行場が危険なまま置き去りにされることは絶対に避けないといけない」と訴えた。
 第2滑走路整備に関し、完成後は発着枠を24万回まで引き上げ「新たに年間約700万人の観光客を沖縄で受け入れることができる」と説明した。
 沖縄市にある島尻氏の事務所では、支援者を前に「大きな力を貸してほしい。何としても勝たせてほしい」と呼び掛けた。
 島尻氏は参院議員だった2015年、第3次安倍改造内閣の沖縄担当相に起用されたが、16年の参院選で落選。その後も歴代沖縄担当相の大臣補佐官として処遇され続け、菅氏も支えてきた。
 菅氏は議員や経済関係者、保守系首長ら「チーム沖縄」の市長らとも面談した。
 菅氏は那覇市で開かれた北朝鮮による日本人拉致問題の集会にも出席した。
 衆院沖縄3区補選は知事に転身した玉城デニー氏の衆院議員失職に伴い、4月21日に投開票が行われる。野党各党は、辺野古移設に反対するフリージャーナリスト屋良朝博氏を支援する方針。

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