コンビニAED設置に関する覚書締結・設置式が27日、ファミリーマート石垣市役所前店で開かれ、石垣市が市内のコンビニエンスストア18店舗にAEDを設置した。24時間営業のコンビニにAEDを設置することで、救命体制を強化することが目的。
協定書の調印後、中山義隆市長はこれまでにAED活用で重症者が社会復帰を果たした事例を紹介し、「24時間対応のコンビニに設置されることは意義深い。安心安全なまちづくりに貢献するものだ」と述べた。
株式会社沖縄ファミリーマート(野崎真人代表取締役社長)の棚原洋営業本部長は、石垣市との締結で県内9自治体目と報告。「年中無休のコンビニに設置することで、多くの人命救助に結びつけられたら」とあいさつした。
石垣市消防本部によるとコンビニ全店設置で、24時間利用できる市民救急ステーションは74カ所となる。内訳は市街地41カ所、市街地外33カ所。24時間利用の場所としてはコンビニのほか、ホテルや自治防災会などがある。市内全体の救急ステーションは201カ所となった。
今回の事業費は一括交付金事業で621万円。