県は東村(伊集盛久村長)の「かぼちゃ」を拠点産地として認定し、27日午後、県庁で認定交付式を開いた。東村はパインに次いで2件目の認定となった。
拠点産地は、県の21世紀農林水産振興計画に基づき、定時・定量・定品質の出荷原則に基づき、作付け面積が概ね10㌶、施設でおおむね5㌶が必要とされ、生産出荷組織が設置されていることなどが条件となる。
県内では園芸作物拠点産地の認定は野菜部門で35番目。全体では87番目。
県農林水産部の島尻勝広部長は「認定を契機として、ブランドの確立に向けた取り組みの強化をお願いしたい」と期待した。
伊集村長は「基幹作物が夏はパイン、冬はカボチャとなるよう定着させていきたい」と述べた。
生産者代表としてJAおきなわ東支店野菜生産部会の渡邉勉部会長は「東村のカボチャは味が濃厚で、香り高い。認定を契機に高品質なカボチャの生産力を上げていきたい」とあいさつした。
カボチャの栽培期間は9月ごろから2月ごろまでの4カ月ほど。パインと時期がずれるため、村やJAおきなわ関係者らによって普及推奨されてきた。