青少年が適切にスマートフォンを利活用できる環境整備につなげようと、「春のあんしんネット・新学期一斉行動」街頭キャンペーン(総務省沖縄総合通信事務所主催)が28日午後、石垣市のマックスバリュやいま店入口付近で行われた。同事務所(久恒達宏所長)、八重山警察署(島尻重美署長)などの関係者ら約20人が参加し、スマートフォンやインターネットの安心・安全な利用に関するリーフレットを約200部配布した。
久恒所長は「特に学校側には積極的に取り組んでほしい」と強調し、「親がスマホしている姿を子どもがマネする。親自身がスマホの使用時間を控えるなどしないといけない」と訴えた。
インターネットの安心・安全な利用のために、小学校から高校生、保護者や教職員などを対象に実施する啓発・ガイダンス「e―ネットキャラバン」の認定講師・嶺間恵誠さんは「スマホのフィルタリングは絶対にして」と強く呼び掛けた。その上で「ルールやマナーを知らないと子どもがスマホ依存になる。オンラインゲームで高額請求されたり、LINEに揚げた個人写真が悪用されたりする事件にも巻き込まれる。世界中の人が見ているという怖さがあることを知って」と訴えた。