昨年から今年初めにかけて中城湾港航路の浚渫(しゅんせつ)工事場所と津堅島西方で不発弾50発が発見され、28日午前、処理作業があった。現地では今回初めてドローンによる上空映像がモニターに投影された。
沖縄市・うるま市不発弾処理現地対策本部(本部長桑江朝千夫沖縄市長)が設置され、海上自衛隊沖縄基地隊は中城湾新港地区東埠頭沖で水中爆破による不発弾処理を行った。
爆破処理された不発弾は6インチ艦砲弾4発、4インチ艦砲弾10発、3インチ砲弾35発、60ミリ追撃砲弾1発の計50発。
半径300メートルは航行・停泊の航泊禁止区域に指定。半径3000メートルは遊泳・潜水など入水規制区域に指定した。
爆破は午前10時35分に行われ、11時18分に爆破処理完了と安全確認が行われた。
桑江本部長は「無事処理されたことに関係各位に感謝する。今後も行政と防災機関で連携していきたい」と述べた。