【金波銀波】2016年米大統領選で…

 2016年米大統領選で、ロシアとトランプ陣営と共謀したとされる「ロシア疑惑」。特別検察官の捜査報告書は、トランプ氏に事実上「シロ」の判定を下したようだ◆米政界を揺るがし、日本でも主要メディアが「トランプ政権の崩壊間近」のように報じた疑惑は、あっけない幕引きを迎えようとしている◆安倍内閣を直撃した「モリカケ」問題を思い出す。野党やメディアが血眼になって首相を追及し、前回の衆院選でも大きな争点のように扱われたが、今や国会やワイドショーで取り上げられることもなくなった。「疑惑ありき」で前のめりが過ぎると、そのまま勇み足になってしまうという好例かも知れない◆沖縄に目を転じれば、米軍普天間飛行場の辺野古移設が「軟弱地盤」問題で揺れている。「辺野古の地盤改良工事は不可能に近く、完成まで多大な年数を要し、工事を続ければ、かえって普天間の固定化につながる」というのが反対派の主張だ◆しかし防衛省は、従来の工法で工事は可能と答弁。多少の遅れが出たとしても工事を完了でき、首尾よく普天間が返還されるなら「固定化」などと騒ぐ必要はない。この「軟弱地盤」問題、数年後には、ロシア疑惑やモリカケのように「大山鳴動して鼠一匹だった」などと言われないか危惧する。

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