4月7日(旧暦3月3日)の行事、浜下りを前に沖縄県水産海洋技術センター石垣支所(平手康市所長)は市内2カ所の保護水面での禁漁を呼び掛けている。名護保護水面では全ての水産動植物、川平保護水面では魚類、タコ、イカ、アーサを除く全ての水産動植物が周年で禁漁となっている。
名蔵と川平の保護水面は、水産生物の保護・育成を目的に県知事が指定。たまごを供給する親を守ることで、水産資源を保護し、継続的な利用を図ることが目的。
同センターは「水産資源の保護・育成は、漁業者の努力だけではなく、地域の皆さまの協力なしではなしえません」と協力を求めている。
過去に漁業調整規則に反し、保護水面内でナマコやシャコガイ類が採られる事例があった。また、県外からの移住者や観光客が増え、地域のルールを知らずに違反するケースもあるとのこと。