一騎打ちへ舌戦過熱 衆院3区補選、投開票まで2週間

1日に開かれた女性大会で政策を訴え、ガンバローを三唱する島尻氏(右)、5日に開かれた共産党の大会で政策を訴え、ガンバロー三唱をする屋良氏=沖縄市

 玉城デニー氏の知事転身に伴い、21日に投開票される衆院沖縄3区補選は投開票まで2週間に迫った。元沖縄担当相で新人の島尻安伊子氏(54)=自民公認、公明推薦=と、フリージャーナリストで無所属新人の屋良朝博氏(56)による一騎打ちとなる見通し。焦点の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の辺野古移設を巡っては、島尻氏が容認、屋良氏が反対を表明している。告示は9日。
 両氏は相次いで事務所開きを行い、各地の支部の大会や、政党の政治集会などで政策などを訴えてきた。また、連日SNSで活動を報告している。

 島尻氏は1日に中部地域の女性部大会を開き、北部地域などの女性市議や首長婦人らが参加した。島尻氏は「これからの沖縄振興を考えると、中北部が沖縄経済を牽引する。経験をこの3区に注いでいく」と強調。中北部の市町村首長らが進める政策を後押しし、振興策を進めると訴えた。交通渋滞や子どもの貧困対策についても「粘り強く対策事業を頑張る」と意気込みを示した。
 今後も各地域支部で大会を開催する予定。日本維新の会が県総支部として推薦する意向を示しており、8日にも合同で記者会見する。
 屋良氏は玉城知事や、辺野古移設に反対する「オール沖縄」勢力の首長、地方議員らの支援を受ける。辺野古移設が進む名護市で行った演説会では「抑止はユクシ(ウソ)だ」をキャッチフレーズに、国の安全保障政策の問題点を説いた。
 5日に開かれた日本共産党の大会では、本土と沖縄での所得格差を問題視し、公共政策を中心とした沖縄振興策に疑問を呈した。「玉城知事は沖縄が儲かる仕組みを作っていく。アジアの勢いをもっと沖縄に近づける」と述べ、玉城県政との連携を強化し、経済振興を進める考えを示した。

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