陸上自衛隊第15旅団(旅団長・中村裕亮陸将補)は7日、今年度の自衛官候補生入隊式を行い、候補生66人が参加した。一人ずつ名前を読み上げられた候補生らはその場に起立し、全員で宣誓。自衛官になるための決意を示した。
候補生らは今後、那覇駐屯地内で約3ヵ月の基礎的訓練を受ける前期過程に進む。その後、正式に陸上自衛官に任命され、各地の駐屯地でそれぞれの特性に応じた専門教育を受ける後期過程に移る。
自衛官候補生は前期と後期合わせて6ヵ月の訓練で自衛官としての基礎と専門知識や技能を取得する。
6月末までの前期過程では、集団行動や武器類の操作、体力練成などを実施。終了後は正式な自衛官として主に九州各地に赴任し、専門教育を受ける。今年は66人全員が沖縄県出身者だった。
谷口慎第51普通科連隊長は式辞で「臆することなく励んでもらいたい」と述べ、候補生らの入隊を歓迎した。