自民党は夏の参院選比例代表に、現職丸山和也氏(73)と元衆院議員比嘉奈津美氏(60)を公認する方向で最終調整に入った。丸山氏は党内規で定める「70歳定年制」の対象だが、特例で認める。比嘉氏は日本歯科医師連盟が推す見通しだ。党幹部が10日、明らかにした。
比嘉氏は、沖縄県歯科医師連盟理事長を経て2012年衆院選で沖縄3区から初当選し、環境政務官などを歴任。17年衆院選で、自由党幹事長だった玉城デニー氏に敗れた。自民党は、玉城氏の沖縄県知事への転身に伴う9日告示の沖縄3区補欠選挙で、比嘉氏の支援を期待する。
丸山氏は、かつて人気テレビ番組に出演した弁護士で、07年参院選比例代表で初当選し、現在2期目。参院文教科学委員長などを務めた。