21日に投開票される衆院沖縄3区補選に立候補している元沖縄担当相の島尻安伊子氏(54)=自民公認、公明・維新推薦=は11日、うるま市で支部総決起大会を開き、支持を訴えた。大臣就任後、子どもの貧困対策事業に力を入れた実績について「(予算確保を)首相と官房長官に直談判した」と強調した。米軍普天間飛行場の辺野古移設については「国際情勢や安全保障が安定したら辺野古(に造った)滑走路が民間で使えるよう模索したい」と完了後の展望を示した。
応援演説で茂木敏充経済財政政策担当相は「島尻氏は国会議員時代に、子どもの貧困の連鎖を断ち切るために取り組んだ」と述べた。うるま市の島袋俊夫市長は、中城湾港を通して海外輸出を増やす夢を語り、経済振興に期待。島尻氏の国会議員としての努力が沖縄の発展に貢献したと強調した。公明党県本部の金城勉本部長、選対本部長の桑江朝千夫沖縄市長もあいさつした。
自民党の照屋守之県議は「これからの島尻氏の政治は対立から対話だ。国政に送って、市民や県民のための政策や沖縄全体が発展する仕組みを一緒に作ろう」と支持を求めた。