那覇―中北部の高速船運航 観光振興や渋滞解消に期待

運航を開始した高速船。那覇と北谷を約25分で結び、平日の通勤客の利用ニーズにこたえる=13日朝、那覇港

 第一マリンサービス(熊坂俊彦代表取締役)は13日、那覇市と北谷町、恩納村、本部町を結ぶ高速船の運航を開始した。観光客や通勤客の需要を取り込み、車移動による渋滞の緩和に期待が高まる。初便には来県中の宮腰光寛沖縄担当相も乗船。報道関係者も乗り込み、那覇港を午後8時に出航した。
 那覇港や北谷フィッシャリーナ、恩納村サンマリーナ、渡久地港など各市町村の港に乗り場を設け、毎日、約25分から45分かけ運航する。
 那覇発で、各港を1日2往復で結ぶ「経由便」と、北谷と那覇を結ぶ「北谷便」がある。朝1便は北谷を7時15分に出航し、那覇に同40分に着く。那覇から北谷への折り返し便を経由便の第一便、「経由便」の最終便の折り返し便を「北谷便」としてそれぞれ運航する。

 「北谷便」は出勤、帰宅の時間帯で、平日の通勤客の需要を取り込む。
 国は沖縄観光の利便性向上のため、高速船を運行させ、船便で各地域を結ぶ構想を策定。昨年、実証実験の運行事業者を第一交通産業グループに選定し、今年度から本格的に事業を開始した。
 乗船券はネットで予約でき、券売所も各港に設ける。大人1人の那覇―北谷間の料金は900円、往復料金は1620円となっている。
 宮腰沖縄担当相は12日の記者会見で、高速船事業の運航開始について「北部圏域の観光振興や本島の渋滞解消の観点から、大変歓迎すべき」と述べた。

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