泡盛の魅力、内外にアピール 輸出促進へフェスタ開幕 那覇

宮腰大臣のあいさつで乾杯した関係者ら。島酒フェスタは14日午後7時まで開かれる=13日、沖縄セルラーパーク那覇

 泡盛の海外輸出プロジェクト促進に向けた「島酒フェスタ」(主催・県、那覇市、県酒造組合)が13日、沖縄セルラーパーク那覇で開幕した。宮古、八重山の離島を含む県内の酒造メーカーが出展し、来場者が泡盛を試飲できるイベントで、14日まで開かれる。
 初日のオープニングセレモニーには宮腰光寛沖縄担当相、玉城デニー知事、那覇市の城間幹子市長らが参加。鏡開きでは升酒で乾杯した。

 政府は沖縄産の米で泡盛を製造し。ブランド価値を高めて海外輸出を拡大させる「琉球泡盛テロワールプロジェクト」を推進している。宮腰氏は、泡盛に600年の歴史があることや、古酒にするため寝かせる伝統があることに触れ「テキーラやウォッカ、ジンと並ぶ日本銘酒だ」と評価。「政府を挙げて琉球泡盛を応援する。力を合わせて頑張りたい」と述べ、県や県内関係団体との連携をアピールした。
 玉城氏は「琉球泡盛海外プロジェクトは重要だ。飲み比べ、魅力を感じてもらえれば」と期待した。
 イベント中、特設ステージでは、人気ラジオ番組の公開生放送やお笑い芸人らによる会場イベント、各酒造所によるPR、銘柄当て大会、抽選会、泡盛セミナーなどが行なわれ、泡盛の魅力を紹介する。
 2日間とも石垣出身の音楽アーティスト「きいやま商店」によるライブがあり、酒宴に華を添える。
 会場内には県内飲食店もブースを設置し、泡盛に合う料理などが提供される。

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