2度目の最優秀賞受賞となった新里さんは昨年7月、ワラから島草に変えコスト半減に成功。1月から出荷している14頭中の11頭が5等級という。
「一昨年の11月に最優秀賞を取った。単価は3900円だったので、今回、それを超えられてうれしい。今まで以上に研究を重ね、おいしい石垣牛を育てて多くの人に食べてもらいたい」と意気込んだ。
セリの結果、販売総額は2374万4795円で、一頭当たりの平均価格は148万4050円、1㌔当たりの平均単価は2956円となった。最高総額は優良賞の黒毛去勢で193万9500円だった。鳥淵支所長は「本土並みの肉質に近づいている。消費者が求める枝肉を再確認しながら、肥育していってほしい」と話した。
セリ前のセレモニーでJA石垣牛肥育部会の比嘉豊部会長は「部会員が丹精込めて育てたJA石垣牛を高値で取引し、生産者の次回に向けての励みにしてもらえれば」と話した。JAおきなわ八重山地区本部の山城隆則本部長のあいさつや中山義隆市長の祝辞(川満誠一副市長代読)もあった。