男子山本初V、女子松本3連覇 2年ぶり鉄人レース 778人完走、リレーは58組 石垣島Tアスロン

石垣島トライアスロン大会競技が2年ぶりに開催され、海に勢いよく駆け込む選手たち=21日、南ぬ浜町人工ビーチ

 石垣島トライアスロン大会2019(同実行委員会主催)が21日、2年ぶりに開かれ、鉄人たちが島を駆け抜けた。エイジ・一般の部で842人が出走し778人が完走した。リレーの部では出走者65組中58組が完走を果たした。一般男子では山本淳一(45)=愛知県出身=が初出場で初優勝。同女子は松本華奈(45)=島根県出身=が大会3連覇を達成した。
 スタート時の天気はくもり。後に小雨も降り出し、選手にとっては走りやすいコンディションとなった。
 大会は午前8時にスタート。大会名誉会長の中山義隆市長の号砲でレースが始まった。競技はスイム3㌔、バイク40㌔、ラン10㌔の順。号砲が響くと選手は次々と人工ビーチに飛び込んだ。

 沿道やゴール地点ではボランティアスタッフが奮闘。選手への給水や、ゴール直後にタオルをかけるなど選手をサポートした。また、各地域の住民らが選手を熱烈歓迎。家族や友だち同士で応援する姿が見られた。
 一般男子ではスイムで3位だった山本が、得意のバイクで他の選手を圧倒。2位との差を大きく広げ、手堅く勝利を収めた。タイムは2時間3分41秒。
 同女子では松本がバイクとランで上位に食い込み、最後のランで大逆転。中止となった前回大会を挟んで3連覇を果たした。タイムは2時間21分46秒。
 リレーの部では、TEAM「ZIO」が2時間8分30秒で優勝。2位に11分差を付ける圧勝だった。
 エイジ・一般の部は950人がエントリーし、完走率は92.4%。リレーは66組がエントリーし完走率は89.2%だった。
 18年の石垣島トライアスロン大会は、天候不良で中止となっていた。

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