アートホテル石垣島(佐藤智博総支配人)と一般財団法人きものの森(矢嶋孝敏理事長)共催のトークイベント「みんさーの夜明け~モノづくり、ひと(風土)・わざ(技術)・うむい(心)」が4日、同ホテルで開かれ、関係者がミンサー織りの魅力と希少性を語った。
ゲストは白保織工房代表の松竹喜生子氏、竹富町織物事業協同組合理事長の島仲由美子氏、きものの森理事長の矢嶋氏の3氏。
島仲氏は、竹富町内の織り手メンバーの半数が本土出身者であることや、日頃の活動を報告。松竹氏は「(ミンサー織りの)伝統が島にあることで仕事としてやっていける。伝統を背負って仕事としてやっていけることは幸せ」と思いを語った。
矢嶋氏は▽天然染料▽手織り▽国産―の3つのキーワードを挙げ、ミンサー織りの希少性を説明。「(沖縄では)植物の生命力を感じる。沖縄でしか天然染料の産業は残らないだろう」と分析した。
同ホテルでは4月28日から「みんさーの夜明け展」を実施。200本のミンサー帯を展示している。12日まで。