7月に予定される参院選沖縄選挙区(改選数1)に出馬を予定する高良鉄美琉大名誉教授(65)は4日、社大党の党本部で記者会見し、正式に立候補すると発表した。既に同氏の出馬を支援する政党会派や労組、各団体などで構成される連絡会議が設置されており、7日には改めて同会議が主催し、出馬会見を開く予定。
高良氏は社大党員だが、連絡会議から支援を受けるため、無所属で出馬する。県議会与党会派などを中心に、昨年の知事選や4月の衆院沖縄3区補選と同じ枠組みで選挙戦に臨む。
この日、高良氏は「辺野古新基地建設はノーだという意思を改めて示さないといけない。工事を止める強い決意だ」と強調し、「玉城県政を国政の場から支える」と述べた。さらに安倍政権が意欲を見せる憲法改正だと強調。「私は憲法を守る立場だ」と話し、9条改正などを阻止する姿勢を示した。
同参院選には県内企業グループ会長の安里繁信氏(49)=公明推薦=も自民党公認で出馬を予定している。