夏野菜シーズン本格化 ゴーヤーの日でセレモニー

富川氏(後列右から3人目)や保育園児らがゴーヤーを持ち、販売促進をアピールした=8日、JAファーマーズマーケットいとまん

 語呂合わせで5(ゴー)8(ヤー)の8日、県農林水産物販売促進協議会(会長・大城勉JAおきなわ理事長)は、糸満市内の「JAファーマーズマーケットいとまん」でゴーヤーの販促セレモニーを開催した。県内では1997年から毎年、同日を「ゴーヤーの日」に制定し、「裏ゴーヤーの日」となる8月5日まで、集中的にPR。販売強化に力を入れている。

 22年目を迎える今年も例年通りの出来具合で、青々としたゴーヤーが店頭に並べられ、近隣スーパーよりも安い価格で販売された。大城理事長は「ゴーヤーはビタミンやミネラルがバランス良く含まれ、疲労回復や夏バテに効果があり、健康野菜として広く認知されている」とアピール。富川盛武副知事が「ゴーヤーの日」を宣言し、売り上げの伸びに期待を込めた。
 県は糸満市、名護市、宮古島、久米島などをゴーヤーの拠点産地に認定。認定地は地元の野菜として出荷や販売に力を入れている。
 沖縄は日本最南端で年中温暖な気候のため、生産に適する。冬季はハウス栽培され、夏場は路地栽培されるため、通年で店頭に並ぶ。関係者によると、5月中旬から高品質で価格が安いゴーヤーが本格的に店頭に並ぶという。
 糸満市の上原昭市長は「ファーマーズマーケットいとまんの販売額は5700万円でベストワン」と紹介し、消費拡大に意欲を見せた。

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