ゴールデンウィーク中の4日、徳之島の松原闘牛場で行われた第22回全国闘牛サミット記念日本一決定戦(天城町闘牛協会主催)で、石垣市の黒島牧場(上地かおり代表)から出場した酋長若虎Jr(ジュニア)が県対抗戦に出場し、徳之島代表の森兄弟大地と戦った。15分31秒の長期戦を制し、酋長若虎Jrが見事勝利。4000人の観衆の中、熱気と共に拍手に包まれた。
3日、徳之島なくさみ館で行われた第25回全島中量級優勝旗決定戦(徳之島闘牛協会主催)の大関戦では、同牧場から、酋長大力煌(しゅうちょうだいりきおう)も出場。対戦相手が戦意を失い、不戦勝となった。
また、同牧場で生まれた八重山出身の牛も今徳之島大会に出場し、酋長若虎Jr、酋長大力煌を含む7頭のうち、6勝1敗(うち1敗は八重山牛同士対決)で八重山牛が快進撃を見せた。
上地さんは「選りすぐりの牛たちの迫力ある戦いで大興奮の大会だった。八重山の牛が連勝を重ねて誇りを感じた」と振り返った。
全国闘牛サミットには、沖縄本島の2頭も出場したが、いずれも敗れた。