499人がエンジョイラン 完走率91.5% 第5回石垣島ウルトラマラソン

 第5回石垣島ウルトラマラソン(主催・同実行委員会)が12日、サッカーパークあかんまを発着点に行われ、島内外から60キロの部に334人、32キロの部に92人、今年から新設された43キロの部に73人の総勢499人が出場した。昨年より119人増加。参加者らは時折日差しを浴び、場所によっては雨に降られつつも、それぞれの楽しみ方で走り、あるいは歩きながらコースに臨んだ。
 同大会は記録よりも楽しむことを目的として開催。60キロのコースでは午前7時にあかんまをスタートし、名蔵湾沿いに県道を北上し崎枝半島を周回。43キロと32キロは石垣やいま村が出発点となる。

 気象庁によると、この日の気温は午前7時時点で26.度。午後2時には29.6度を記録した。
 参加者らは山道や海沿いの道で写真撮影をするなど島の自然を堪能。エイドステーションでは氷水を浴び、パイナップルやかき氷、地域の料理などで栄養を補給し、スタッフらの温かい声援で励まされた。
 60キロコースでは着順が発表され、男子は深堀洋介さん=東京都=が5時間14分16秒で、女子は吉村友香さん=島根県=が5時間14分45秒で第1位となった。完走者は60キロが307人(91.9%)、43キロが63人(93.1%)、32キロが82人(89.1%)だった。
 32キロを快走した高田佳代子さん=島根県=は昨年、計測チップ内蔵のリストバンドをホテルに忘れ公式記録が残らなかった。「今年は昨年の『忘れ物』を取りに来た。公式記録が残ってよかった」と満足そうに話した。
 3回目の60キロ出場となる石田敬洋さん(33)=大阪府=は「自然や海の美しさなど、こんなところが日本にあるんだと知り、数年前から八重山にはまった。今回は7位だったが、表彰台に上がれるまで続けたい」と話した。
 嘉数博仁大会会長は「最後まで石垣の夏を満喫しつつ、友情の輪を幾重にも広げて」、山田康司実行委員長は「今日は楽しんで一日頑張って」、藤本浩副実行委員長は「皆さんに石垣島を好きになってほしい」とそれぞれあいさつした。

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