日本スケート連盟はスピードスケート全日本強化合宿で9日から石垣島で合宿を開始しており13日午前、石垣市役所で中山義隆市長を表敬訪問した。
選手団には2018年の冬季五輪に出場した4選手を含む16人の選手とコーチらが参加。7月から始まる氷上練習に備えて体力向上のフィジカルトレーニングを中心に自転車(ロードバイク)やウェイトトレーニングを行う。22日まで。
合宿強化部長の川上隆史氏は「東京五輪の盛り上がりの波に乗ってバトンをいただき、2022年の冬季五輪に向けて頑張りたい」と決意を述べた。
中山市長は「冬のスポーツ団に来ていただいて驚いたが、石垣島で鍛えて2年後のオリンピックに皆さんの中から選手として出場してもらいたい。市民の応援にも熱が入る。頑張ってほしい」と激励した。
石垣島での合宿を通して菊池純礼(すみれ)選手は「広大な自然もあり良いトレーニングができている。日本一体となってオリンピックを盛り上げ、自分達は2022年の北京五輪に向けて走っていきたい」と抱負を述べた。
選手団に石垣の印象を聞くと、菊池悠希(ゆうき)選手は「住んでいるところは、この時期10度以下になるので、湿度が高くて驚いた。景色も楽しみながらトレーニングできて楽しい」と話した。
渡邊啓太選手は「景色や環境が良いので、(練習を)追い込みながらも切り替えでリラックスできるのがすごくいい。すでに石垣島が好きになりました」とほほ笑んだ。
春の合宿は温暖でスポーツ合宿に適した場所を選考基準としており今回初めて石垣島が選考された。
市スポーツ課の松本当史課長は「選手団を見かけたら配慮しながらも声援を送ってほしい」と呼びかけた。