【青年弁論大会】日本民族にとっての沖縄 国民同胞感と祖国防衛の精神の恢復(かいふく)を目指して

沖縄県祖国復帰47周年記念靖国集会 青年弁論大会

[優勝]神谷 龍

 そもそも自分は日本人なのか、沖縄人なのか。日本民族とは別の「琉球民族としてのアイデンティティー」を強調し始めた基地反対運動と、「いつの時代も沖縄は日本に巻き込まれ、利用されてきた」という被害者の視点から語られる歴史教育がこの問いを生み、私の頭を悩ませました。
 その中にあって、確固たる自分のアイデンティティーを求めて学び始めたのが沖縄戦と祖国復帰の歴史です。沖縄戦がいかに激しい戦いであったか、筆舌に尽くし難い当時の状況を改めて認識しました。そしてその戦いに、私よりも若いほんの中学生ほどの男子生徒や女子学生までが、「祖国のため」という言葉を遺し、若い命を散らしたことに涙が出てきました。「戦争に巻き込まれた」という被害者史観とは真逆で、戦争という時代の運命から決して逃避することなく、祖国防衛の使命を自覚し、国家の主体者として一生の全てを尽くした悲しくも尊ぶべき沖縄県民の姿を見ました。字義通り、「我が身を盾にして」日本を守った沖縄県民は、立派な日本人であったと心から思いました。
 それにもかかわらず戦後27年間、沖縄は米軍統治下に置かれますが、その中にあって県民一人一人が願い、選んだ道は、異民族への従順でもなければ、沖縄独立でもない、祖国日本への復帰でありました。「沖縄県民にとっての日本」とは紛れもなく祖国であったわけです。私達沖縄県民の先輩方は、戦時中は命懸けで祖国を守り、戦後はたとえ国土が分断されようとも復帰の実現によって沖縄と本土の「日本民族としての絆」を守り抜かれたことに気付きました。この歴史に感謝と誇りの念を抱くと共に、沖縄にこそ祖国防衛の使命があることを感じます。

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