7月に投開票される参院選沖縄選挙区に出馬を予定する琉球大法科大学院名誉教授の高良鉄美氏(65)=無所属=は20日、那覇市で後援会の事務所開きを行った。憲法改正の阻止や米軍普天間飛行場の辺野古移設反対などを掲げ「全国に訴える」と述べた。自衛隊が導入予定の米軍輸送機オスプレイが高額であると指摘し「税の使い方も私たち主権者が方向性を決めていく」と軍事予算見直しもアピールした。
選対本部長と後援会長共同代表を兼務する県政策参与の照屋義美氏は、安倍政権と対峙する選挙と位置付け「沖縄の民意を示さないといけない」と強調。後援会顧問の新里米吉県議会議長は、憲法9条改正阻止を求めた。
4月の補選で当選した屋良朝博衆院議員は「憲法改正で日本は大変なことになる。沖縄にとって迷惑だ」と安倍政権を批判。沖縄自治労の稲福弘委員長もあいさつした。
選対本部長代行には社大党の大城一馬委員長の就任が決まった。玉城デニー知事と糸数慶子参院議員は公務のため出席しなかった。