本部町でクルーズ船対応の港湾整備が遅れている問題で、宮腰光寛沖縄担当相は21日の記者会見で「整備が目標年次よりも遅れることになったが、政府としては県、本部町ともしっかりと連携しながら着実な整備に努めたい」と述べた。
県は20日、名護市で開いた北部市町村との意見交換会で、港湾整備の完成を当初の予定から1年延長し、2020年度とする考えを明らかにした。
本部町は官民連携での港湾整備を進めており、民間事業者が旅客ターミナルを整備をする計画になっているが、町と事業者の調整が遅れ、国が19年度の補助事業予算を減額している。
宮腰沖縄担当相は「民間のクルーズ船会社との関係は鋭意、沖縄県の方で調整をしていると聞いている。そこがしっかりとまとまれば、引き続き着実に整備を進めていきたい」とした。調整が進むことを前提に、県からの補正予算の要請を検討する考えも示した。