石垣島北部の魅力PR イラストと写真で紹介 冊子完成

 石垣島北部地域の資源や魅力を発信しようと作成した冊子「バーズ・アイ・ビュー」の3部作目がこのほど完成し、石垣市北部農村集落活性化協議会は21日、市役所1階で冊子に使用したイラストと写真の展示会を開きPRした。展示会は31日まで。

 「バーズ・アイ・ビュー」とは高所から地上を見下ろしたように描いた図「鳥瞰図(ちょうかんず)」という意味で、同冊子はカンムリワシが空から見下ろした地上の風景を、色鉛筆で色鮮やかに描いた集落の地図情報を載せているのが特徴。大きさはA4サイズ、全8ページのフルカラー。
 大里、明石、平野の各集落を見開きで紹介し、左のページは観光名所、祭り、公民館などの解説、右のページは地図情報のイラストを載せている。
 冊子は市の農村集落活性化支援事業の一環で、3年前から毎年1作ずつ作られており、今年が最終年度となる。1作目は伊原間、星野、野底、2作目は伊野田、久宇良、平久保を紹介した。
 各年度の費用は52万8810円。毎年2000部ずつ発行され、北部地域の小学校などにも配られた。
 「エコツアーふくみみ」の代表で、発起人の大堀健司さんは、石垣島に移住して18年。穏やかな環境で子育てをしたいと思い、石垣島に来たという。「北部の集落に、他の集落の魅力を知らない人が多くいる。バーズ・アイ・ビューが、自分が住んでいない北部地域の魅力を知るきっかけになれば」と話した。

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