【青年弁論大会】沖縄を守る日本人が忘れてはいけないこと

 安全が保障されていて教育も自由に受けられる。日本人がこんなに裕福に暮らせるのは戦争で戦ってくれた先人たちがいたからです。大東亜戦争では沖縄も戦場となりました。沖縄で戦ってくださった兵士の方々、沖縄県民の方々は、想像を絶する恐怖を感じたことでしょう。戦後壊滅状態だった、復興不可能だと思われた日本がここまで裕福な国になったのは、私達の先祖が経済の発展のために努力をし、日本人としての道徳心を受け継いできてくださったからです。
 沖縄が祖国復帰できたのも、佐藤栄作さんや仲村俊子さんを始め、当時の先輩方が活躍してくださったからです。
 私はパレスチナに行って、今自分が当たり前だと思っていることが、当たり前ではないということを知りました。だから何事にも感謝をしようと思えるようになりました。今私たちが自由に学べていること、いろんな国に行けること、娯楽があることは当たり前ではないのです。
 私のやりたいことは、この事実を、感じたことを周りに発信し、少しでも皆さんが今の生活に感謝をしたり問題意識を持ったりするきっかけを生むことです。大学生の時に地元のコミュニティカフェという地域の集いの場で中学生に勉強を教えていました。今後、そこで機会を作り、沖縄やパレスチナのことを発信していこうと考えています。また、考えを文章にして広く発信もしていきたいと思います。そして今ここで、パレスチナの問題と沖縄を繋げて話しているのも、パレスチナという土地で銃声を聞き、貴重な経験をした私だからこそ発信するのだという使命を持っているからです。こういった活動を通し、日本人としての誇りを持ち、先人たちの想いを受け継ぐ人たちを増やしていきます。    

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