八重山地方は梅雨の中休みに入り、晴天が続いている。近海にあった梅雨前線が衰退し、高気圧に覆われているのが原因。
週間天気予報によると、期間の前半は高気圧に覆われて晴れの日が多く、期間の後半となる28日ごろからは梅雨前線の影響で曇りの日が多く。雨の降るところがある見込み。
石垣島地方気象台によると、梅雨入りした16日から24日まで各地の雨量は石垣島34ミリ、西表島36ミリ、与那国島13.5ミリ。今年の梅雨は前線の活動が弱く、雨は17、18、20の3日間しか降っていない。週間天気予報でも降水量は平年並みか平年より少ない予想。
24日は梅雨明けを思わせるような五月晴れとなり、日中の最高気温は竹富町波照間で6月中旬並みの30.6度が観測された。
梅雨の晴れ間、各地でホウオウボクの花が満開している。インド原産のマメ科の熱帯花木で、強烈な濃いオレンジ色の花は県外からの観光客の目を奪っている。(写真・文 南風原英和)