糸数氏はこの日夜、伊波洋一参院議員とともに所属する会派「沖縄の風」の国政報告会のため石垣入りした。
糸数氏が八重山で国政報告会を開くのは初めて。取材に対し、衆院選出馬について「まだ何も決まっていない」と話した。衆参同日選が取り沙汰されるタイミングでの石垣入りについては「たまたま、そうなった」と述べ、西銘氏の来島と重なったのは偶然だと説明した。
大浜信泉記念館で開かれた国政報告会では、石垣島への陸上自衛隊配備計画を取り上げ「辺野古に新基地を造るのと同等か、それ以上に大変なことだ。基地があれば必ずターゲットにされる。今の政権はとても危険だ」と安倍政権打倒を訴えた。
今夏の参院選で、自らの後継者である高良鉄美氏を支持するよう求めたが、衆院選については触れなかった。伊波氏も陸自配備反対を呼び掛けた。
西銘氏はこの日夜、石垣市内のホテルで開かれた自民党沖縄第4選挙区石垣市支部政経パーティーに出席。「私は県議会で4期15年活動したが、国会の1期3年ぐらいで県議会の15年分を走っているかのように動き回っている」と述べた。「自民党は農業、漁業、中小事業者、観光、ありとあらゆる現場の応援団だ」と強調した。
4区が尖閣諸島を抱えていることに言及。近く台湾を訪問することを明らかにし「台湾海峡で武力紛争を起こさせないため、政治家としてどうすればいいか。その一点に集中して台湾で意見交換をする」と報告した。