自由民主党石垣市支部(石垣亨支部長)は25日夜、支部の体制刷新と地元に根差した政治活動の一環として、市内ホテルで政経パーティーを開き、関係者ら約200人(主催者発表)が参加した。前防衛大臣の小野寺五典衆院議員、県第4区選挙区支部長の西銘恒三郎衆院議員、大浜一郎県議、中山義隆市長らが出席。自民党の政経パーティーが八重山で開催されるのは初めて。
小野寺議員は防衛大臣就任中に行った「防衛大綱の見直し」と「南西諸島の防衛力強化」の意図について説明。「戦争は、気を許した時、力の差がはっきりついた時に起こる。今後いろんな形で『力による現状変更』が行われる可能性があるが、最も直面しているのが台湾海峡と、この石垣市」と訴えた。
西銘衆院議員は「自民党の毎朝の部会では(議員)それぞれの意見を聞き、官僚と意見を戦わせて法案を作る。何か起こったらすぐ対応する自民党のすばらしさが、なぜ沖縄県内に伝わらないのか」と強調。
中山市長があいさつで、衆参同日選の可能性に触れ「今日は西銘先生がいらっしゃっている。ひょっとしたら、ひょっとするんじゃないかという話は」と述べると、会場から笑いが起こった。
大浜県議は「若いメンバーが集まり非常にうれしい。自民党は地域に目を向け、国と連携し、地域づくりに邁進(まいしん)する」と述べ、乾杯の音頭を取った。
同支部は今年1月、石垣市登野城の桟橋通り沿いにある店舗に事務所を開設している。