一般社団法人ゆんたくガーデン(大倉弘美代表理事)のスマムニ広め隊は27日午後、デイサービスばすきなよー・ゆりヶ浜(石垣市宮良、宮良太康施設長)で、スマムニ(石垣島の方言)による紙芝居や歌などの公演を開き、お年寄りを楽しませた。標準語の通訳もあり、スマムニがわからない人にも配慮した内容だった。
同法人ゆんたくガーデンの大倉弘美代表理事(39)の母親で、同施設の利用者だった大倉ナミ子さん(享年94歳)の一周忌が27日なのがきっかけ。
大倉さんは「今日は(母親の)命日になっているので、母親に代わり感謝の思いを届けたく、この場所に立っています」とスマムニで開会のあいさつ。「師番の赤馬」や「野底マーペー」「仁王仏とカタツムリ」など昔話を披露した。さらに「島人ぬ宝」「ふるさと」のスマムニバージョンを全員で合唱。最後はカチャーシーを全員で踊った。
利用者の池間セツさん(89)は「楽しみがあって幸せ」と声を弾ませた。