海上自衛隊や旧日本海軍関係者のOBらで構成する沖縄海友会(國吉信雄会長)は海軍記念日の27日、第57回海軍戦没者慰霊祭を旧海軍司令部壕で開き、恒久平和を祈った。
那覇空港に隣接する那覇基地所属の海自第5航空群の隊員らが旧海軍の礼式に従い、軍艦旗を掲揚。ラッパ吹奏や空砲の弔銃発射を実施。戦没者の御霊に弔意を捧げた。
掲揚された軍艦旗がはためく中、参列した戦没者遺族や沖縄海友会の会員、陸・海・空の自衛官らは、戦没者と同会の物故会員らに哀悼の誠を捧げた。
國吉会長は、県民が安心して暮らせるのは「海と空を警護して下さる在沖米軍並びに陸海空の自衛隊、海上保安庁のおかげ」と述べた。県民の防衛意識と自衛隊への理解を高めるため、尽力する考えも示した。
海軍記念日は、旧日本海軍が日露戦争の日本海海戦で、ロシアのバルチック艦隊に勝利したことを記念し制定された。