「令和一」早い一期作の新米「石垣島産ひとめぼれ」と「西表島産ひとめぼれ」の販売が5月31日午前、JAおきなわファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」で始まった。
先月15日から収穫を開始した今年の一期米は昨年に引き続き豊作で、出荷量は石垣産700トン、西表産150トンの計850トンを見込んでいる。
また30日までに、荷受けが石垣産236.730トン、西表産10.249トンの計246.979トン。検査数量が石垣産50.639トン、西表産1.524トンの計52.163トンで、全て一等米だった。
同日、販売開始に先だってセレモニーが行われ、生産者を代表して黒島良雄・八重山地区水稲生産部会長は「天候に恵まれ例年より早く販売できた。県民の皆さんに食してもらいたい」とあいさつ。
山城隆則・JAおきなわ八重山地区本部長は「八重山の温暖な気候を生かした新米は超早場米として好評。植え付け時期に雨が多く日照不足もあったが、管理徹底でおいしい米となった」と強調した。
市場を訪た舞木藍さん=石垣市平得=は石垣産と西表産を一袋ずつカートに入れ、「昨年から買っている。ほかとは違う感じでおいしい」と話した。
ゆらてぃく市場では5月31日から2日までの3日間、新米フェアを開催し、5キロ1950円、3キロ1180円で販売する。新米を購入した人には炊飯器などがあたる抽選券が配布される。