旬の甘さに目輝かせ 「石垣島パインの日」前に試食会 市パインアップル産地協

ボゴール、ソフトタッチ(ピーチパイン)、ハワイ種の3種類をPRする試食会で、カットパインを手にする観光客ら=5月31日午後、新石垣空港

 6月1日の「石垣島パインアップルの日」を前に、石垣市や生産団体、JAなどで組織する「石垣市パインアップル産地協議会」(会長・天久朝仁市農政経済課長)が5月31日午後、新石垣空港(南ぬ島石垣空港)到着ロビーで、ボゴール、ソフトタッチ(ピーチパイン)、ハワイ種の3種類をPRする試食会を開催した。到着後、あるいは帰郷前の観光客などが詰めかけ、「おいしい」「甘い」などと、旬のパインを頬張りながら目を輝かさせた。

 同協議会は「世界に誇る日本の夏の味覚・石垣島パインアップル」をキャッチフレーズに2016年に「石垣島パインアップルの日」を制定。試食会は石垣市がパインの拠点産地であることを市民や観光客などに広く周知し、国産パインの一大拠点地としてのブランド力を確立することを目的として、首都圏直行便の時間帯に行った。
 試食会前のセレモニーで天久会長は「今期のボゴール、ソフトタッチの収穫は例年より1ヶ月早く、ハワイ種はこれからが一番おいしい季節」と強調。川満誠一副市長は「石垣島のパインは他の産地と比べても優れた品質があると自負している。生産者は甘さ・酸味・コクのバランスのとれたパインを生産してくれた」とあいさつした。
 生産者を代表してJAおきなわ八重山地区営農振興センター(石垣信治センター長)の盛山信範・パインアップル生産部会長が「それぞれ味に特徴があるので楽しんで」、石垣センター長は「パインの収穫期が最盛期を迎えた。丹精込めた品をたくさん食べて」とそれぞれ呼びかけた。
 愛知県在住の石川さん家族は3泊4日の観光で訪れており、帰りの便を待っている間に試食。島のカットパインを初めて食べた桜雅(おうが)君(7)は「ピーチパインが一番おいしかった」、十雅(じゅうが)君(9)は「チクチクしないで、甘くて、おいしかった。あとやわらかかった」と満足そうに話した。

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