日本共産党八重山郡委員会は1日夜、石垣市の大川公民館で講演し、参院選について「日本、沖縄、石垣の命運がかかっている」と安倍政権打倒を訴えた。
赤嶺政賢衆院議員は先月のトランプ大統領米訪日を挙げ「安倍晋三首相は米国に従属している。隷下にあると言ってもいい」と批判。米朝会談について「対話の流れを実らせ、トランプ大統領を話し合いの場に出させたのは韓国だ」と主張した。
安倍政権を「一党独裁状態だ」とし▽抵抗の意思を示す官僚は左遷される▽政権批判した人はテレビに出なくなっている―などと強調。「批判の声が国民に届かなくなっている」とした。
野党共闘に関して「米中貿易戦争のなか、日本経済が落ち込んでいるときに、消費増税はいけない」と述べ、普天間飛行場の辺野古移設に反対する候補が自民党候補を破っている最近の選挙に言及。「沖縄のように頑張れば与党を倒せる、沖縄に学ぼうと言われてきた」と述べた。
参院選に野党統一候補として出馬する高良鉄美氏がメッセージを寄せ「平和憲法を守り、玉城知事を国会から支える」とアピール。井上美智子市議と次呂久成崇県議も高良氏への応援を呼び掛けた。