海洋活動を通して青少年の健全育成を図ろうと「石垣海洋少年団」が設立された。3日、団長で石垣ジュニアヨットクラブ代表の前田博氏らが大浜信泉記念館で記者会見し、発表した。石垣ジュニアヨットクラブの生徒が参加するほか、新たに団員の募集も開始する。公益財団法人海上保安協会八重山支部(辻野ヒロ子支部長)も活動を支援する。
同少年団は、海の日や港のイベントへの参加、ビーチクリーンなどのボランティア活動のほか、手旗信号、ロープワーク、水泳、航海訓練など、さまざまな海洋活動を行う。
前田団長は「地元の子どもたちに海遊び体験の場を広めたい。全国組織もあるので、さまざまな交流や活動を通して海の楽しさを発信したい」と意気込んだ。
事務局の砥板芳行石垣市議は「石垣では海に携わる仕事も多い。海洋少年団で海の知識を学んでほしい」と呼び掛けた。
八重山では過去に、やえやま海洋少年団があったが2007年に活動を休止し解散している。今回の海洋少年団設立は、県内では宜野湾はごろも海洋少年団に次いで2番目。副団長には石垣ジュニアヨットクラブの多賀富治夫氏が就任した。
同少年団には小学4年生から参加でき、活動は週末、土曜・日曜のいずれかで月2、3回程度。1期生の募集締め切りは21日。問い合わせは事務局℡0980・82・4343まで。