石垣市商工会(黒嶋克史会長)が、二つの共済制度の加入促進運動で年間目標を達成したとして、県商工会連合会から初のダブル表彰を受けた。経済産業大臣からは、小規模事業者を支援する取り組みを盛り込んだ「経営発達支援計画」の認定を受けた。黒嶋会長が4日、市商工会館で記者会見し、発表した。
共済加入促進運動の表彰は5月28日に開かれた県商工会連合会の通常総会で行われた。市商工会は、小規模企業共済制度と経営セーフティ共済制度の会員加入に向けた年間目標をそれぞれ達成。
小規模企業共済制度は個人事業主などのための積み立てによる退職金制度で、高い節税効果がある。加入年間目標は50件で、表彰は2回目。経営セーフティ共済制度は、取引先企業の倒産による連鎖倒産や経営難を防ぐ制度で、税制優遇も受けられる。加入年間目標は11件で、表彰は初。
経営発達支援計画には、地域での新商品・新サービスの開発支援、販路開拓支援、創業支援などを盛り込んだ。小規模事業者の持続的発展を後押しする。認定は3月に受けた。
黒嶋会長は「歴代役員、指導員の長年の努力が重なった。継続的に表彰を受け、地域に還元できるよう頑張りたい」と喜びを語った。