東アジアで最も親日的といわれる台湾は、街並みや風景が日本とよく似ているといわれる。しかし繁華街に立ち、行き交う人々をよく観察してみると、ここが日本でないことを再認識することになる。妙齢の女性同士が腕を組んだり、手をつないだりして妙に親密そうだ。男性同士も同様の姿であからさまだ。現在の台湾は同性愛に寛容だといわれており、街頭で気に留める人もいない。
職場にも同性愛の社員、職員がいても不思議でなく、色眼鏡で見られることはない。本人たちも隠しておらず、人によってはアピールすらするといった状況だ。ある流行雑誌の編集部員は全員男性で同性愛だったという話もあった。
台湾同志遊行(台湾LGBTプライド)という名称で性的少数者のパレードが台北、高雄など少なくとも7カ所以上で開かれており、アジアでは最も規模が大きいといわれている。昨年8月、台北で行われたパレードには13万人以上(主催者発表)が参加したという。