【金波銀波】「最低な発言だ。国会議員の恥だ」…

 「最低な発言だ。国会議員の恥だ」―。桜田義孝前五輪相の「子どもを最低3人くらい産むようにお願いしたい」とする発言に、立憲民主党の蓮舫参院幹事長が噛みついた。だが冷静に考えれば、そこまで罵倒されるほどの「問題発言」だろうか◆政治家が何を発言しようと、子どもを産むかどうかは個人の自由だ。子どもを持ちたくても持てない人にとっては、桜田氏の発言内容は不快だったかも知れないが、それ以上でも以下でもあるまい◆日本の女性1人が生涯で産む子どもの数を示す合計特殊出生率は、2018年で1・42となり、3年連続減少した。女性が3人以上子どもを産まなれば、日本の人口はますます先細りし、社会の活力が失われていく◆このことは客観的な事実であり、野党やメディアが不毛な「言葉狩り」に狂奔しても、事実から目をそむけることはできない。騒げば騒ぐほど少子化に拍車が掛かるだけだろう◆立憲民主、共産、社民の野党3党は、同性婚を制度化するための民法改正案を衆院に提出した。同性カップルが差別されてはならず、その権利は尊重されるべきだ。ただ同性婚の制度化が、少子化に悩む日本にとって果たして優先的な課題なのか。野党は、本気で少子化対策に取り組む意思があるのだろうか。

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